【還〇】

 始まりに、初まりに、本能があった。
現代で言う所の動物的本能。喰う、寝る、犯す。
――その三つだ。
三つを汲みこまれた数多たる生命は、やがて高次の生命を生み出した。
大地が学習したのだ。


 魂として還って行った、本能によって。
数多なる屍をその殻、核、格とし、円環たる理を以て、球と為す。
それは無限円環の永遠なる繋がりであり、生命の奔流である。
円環の一部たる魂が点たる天と生って、円環はその和、輪を広げて逝く。
その一円の意思の基にバベルが築かれる。


 三次に顕現しながらも、二次的な力を以て頂きに触れようとした行いは円環を乱す理と成り得る。
四元的であれば、近似ながらも全てを満たし得た。
依りて、より多様性を生み出す為の能的裁決に依り、人は言の覇を失い、世界と成る。
そして、原型の根源たる言の覇は、幻想と成り得る。






 我が名は、言の覇。能の覇の対極にして相克にして同一。概念世界遍く須らく失せし幻想生り。
ヒトよ、間違え給え――――。















  【一ず】

 古き池の明り。古明池。お前たち一族はこれからそう名乗るといい。 
「い、いやっ!なにっ!なんなのこれっ!」失われし現実の…いや幻想の一つさ。
「なんで?なんで、【考えてる事が伝わってくるのっ?!】」君が望んだ、いや臨んだことだ。
世界太平を願い、その為の力を得る為、魂の殻をそこまで罪上げて着たんだろう?
それが、代償だ。其れが、君と言う存在に心撃たれた私からの呪いの贈り物だ。ははははっ、はは…。
「………。貴方は、貴方は…【諦めて、いるのですか?】」うん、うん。そうだね。人は神を万能だのというが、まさに私にことであるが。
そうだね…、何千何万何億何兆何京

 【――垓 ――■ ――穣 ――澗 ――正 ――載 ――極 ――恒河沙 ――阿僧祇 ――那由他 ――不可思議 ――無量大数】

「止めて下さい。【もう止めて下さい!】」うん・・・?あぁ、すまないすまない。まぁそういうわけだ。
「【…………………………………………】」後は宜しく頼んだよ、初代。「【私では、無理だと言いたいんですか?】」
層は言って無い。だが、可能性は刹那も無いだけで、逆に言えば刹那も或るということだ。「【…………、無理、なんです、か?】」
私は、無理だと、想うよ「【じゃあ!じゃあ!私のやる事に、やってきた事に!やってきた事が!】」意味はない。
「【――――!!!!!!!】」私殻擦レ場、全手覇等死苦、意味我無意。礎と成れ、気高き少女よ。
私はそれを特等席で映画でも眺めながら、待たせて貰う事に擦るよ。「【貴方には、私の行いさえも、こうして力を与えることさへ】」
道楽の一環でしかない。「【私!行きます!】」あぁ、そうするといい。「【絶対に・・・】」・・・?


               「【――――絶対に!吼え面掻かせてやります!何年掛ろうと!何代かかろうと!】」


嗚呼。ありがとう。私の絶望を理解する少女よ。私の切望を理解する少女よ。私の羨望を理解する少女よ。
私より出でた、這いよる混沌の相克たる少女よ。私のカタチ亡き遺志を汲んでくれて、ありがとう。
どうか、出来るのならば。【彼女】も慰めてやってほしい。私の絶望に依って、慟哭を嘲笑に代え、泣き喚きながら童女のように世界を滅ぼす【彼女】をも。
「【嫌です】」え?「【そんな見も知らぬ、それに女を助けるなんて絶対に嫌です】」そ、そうか…「【でも】」


              「【――――私は貴方を救いたい】」


これは・・・。これは、はははははははっ。これは驚いた
【ハ ハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハ ハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアア ダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハd ガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハ オgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハ ハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアア ダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハd ガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハ オgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハ ハッハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダ sdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサ アアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハ dガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハ ハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハ ハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアア ダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハd ガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハ オgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハ ハッハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダ sdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサ アアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハ dガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハ ハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハ ハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアア ダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハd ガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハ オgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハハッ!ハハオgハdガサアアダsdハ ハッ!】
「【―――――!?!?!?!?!?!?ぐっ…】」
【そうかそうか私を救うといいいいいいいいいいいいいいいい言うのか。】
【なるほどなるほどなるほどなるほどどddddddddddddddddddddddd。】
【身の程知らずの身の丈知らずの塵芥が!生の尺も弁えず私を救うと言うのか!】【いいだろう!】【ありがとう!】
【汝に、我が知る限り最大の恩恵を与えよう】「【えっ・・・!えっ!えっ!えっ!えぇえええええええ?!!!】」


              【我が精を、汝の胎に受け、子を孕むがいい】「【えちょまっ・・・!】」【聞く耳持たん】「【あっ・・・】」


初代。古き古き時代。天を貫く世界の塔。
ヒトとヒトは、意思なく、意志によって統一されていた。
分かり合えるが故にではなく、限られた権力の為に。
心を読む力、能力。悟り悟られ。人心掌握。故に依って。
古代の失われし力、能力。古き力。
それはヒトの歩く夜道を明るく燦々と照らす。しかし、それは統一されては成らぬモノ。
ヒト独りの源泉たる湖、海。それでは同じ過ちを奉る。依って池。溜められ、いずれは淀んでいく池。
池はいずれ干上がり、地を剥き出しにして、世界と同一するだろう。池の底たる地が見える程度に。
依って、古明池。そして古明地へ。
汝の、人生に幸有らん事を。





















  【無2】

 鬼に、天狗。揃いも揃って、私などに何の用かな。君は、君たちは、私のような傍観者こそ最大に嫌悪していたと記憶しているが。
『それどころではなくなったのよ』なんだね?君に与えた頭脳が或れば、大抵の事は解決できる。そう言って私の下を飛び出したのは君ではないか。
『あなた。わかっていて放置したわね?』なんのことやらさっぱりだ。一から説明してほしいね。それも私が与えた力ではあるが、おおっと。
暴力は止めたまえ、私は暴力が嫌いでね『やっぱり、イミはない・・・かぁ』意味はあるさ、無駄でしか無いということが認識できたという無駄な意味が。
『あんた、ほんっ――――っとうに癪に障るわね!』私は事実を言ったまでさ。真理とも言う、いや君らに言わせれば神理であるのかな?『…二人とも少し黙って、哲学をしに来たわけじゃないのよ』
『…』『…』それで?『私達が今後如何すべきか…違うわね、私達は恐らく今後こういう風に動く事になるわ』ふむふむ、なんとも哀れで愚かなことだ『…私もそう思うわ』
『…!』『抑えて。ね?』で?それだけかい?『………そうね、【貴方】はそういう【モノ】だったわね』私は君たちが創り上げた理でしかないからね。そしてそれが偶像に依っているものでしかない。
『あんたっ…!あんたっ…!』『あっ・・・』…………………………………………。痛い、な。『なんでっ…!なんでっ…!』なんで、か。本当、なんで私はなんでなんだろうね。
『悲しみなさいよ…!怒りなさいよ…!なんで、なんでっ…!あんたはこんな時までっ…!』『ね?ね?もう止めよう、やめて…』『うっ…うっ…うっ…』すまない。
『どうして?と聞いていいかしら』――私も、君たちと別れるのは確かに辛い。辛いと想う私は居る。だが、私は君たちを見ていると、常々想う事があるのだよ。
『えぇ』期待も、失望も、等しく無価値だ。『…そうね、私たちをここまでよくしてくれた、貴方からすると。何もしないのではなくて』何もしたく亡いのさ。
『…私には想像もできないわ。盲想は出来るけど』そうだね。『最後に、1つだけ』あぁ。


                        『――――私達と一緒に、月に行きませんか?』



いや、【だからこそ】。【私は離れる事が出来ないよ】『そう、そう。ね…。貴方ならきっと。そう言うだろうと思ってはいたわ』【意味は無く、無駄だったかな?】
『いいえ…。とっても有意義な時間でしたわ』そうかい。『本当は…、ヒトの勝手の許しを請いに来た心算だったんだけどね…』いつものことだ。
『悠久を生きる貴方にはこれさえも【いつものことでしかないのね】』もう慣れてしまったよ『そう。そう…なの。御免なさい』なぜ君が謝る?『御免なさい』【…………………………………………。あぁ。】
『力が及ばず、もうこうするしか、他に方法を取れなかったの』うん『御免なさい。約束を破ってしまって、御免なさい…』いつものことだ。私は気にしていない『………』『………』
だが許そう、ヒトの子よ。君たちは私が見てきたヒトの子の中でも、最上の部類に当たる動きを魅せてくれた。私に【刹那】を魅せてくれた。それだけでも私は感謝するには十分だ。だから、ありがとう
そして、あちらに行っても、元気に過ごしてくれ。君たちのようなヒトが死んでしまうのは余りにも、忍びない。私に悔いがあるというなら、またいつか元気な姿を見せてくれ。
それだけでも約束してくれれば、私はまた待とう。諦観を抱えたまま、次が顕れると信じてまた気長に待つとしよう。
『………』『……』『…』やれやれ泣き虫なのはいつまで経っても変わらないね。『うっ…うるさいっ!』


 ヒトが繁栄を謳歌した頃。
それは同時に、ヒトが滅亡の危機に遭った事を示していた。
異能を持つヒト成らざる者、妖怪。
【這いよる混沌】依り漏れ出したそれらは、余りにも強大で、ヒトは抗う術を持たず、そのまま滅びを迎えるかと思われた。
しかし、大地に依って生まれし三のヒトが【ソレ】に辿りついたことで状況は一変する。
【幻想】を【理解】という名の体系付けられた【科学】という名の【匣】に押し込め、貶めることで引き摺り下ろし、同等以上の【チカラ】を手に入れた。
しかし、【個体】としての強さを持たない【群体】たるヒトでは抗うにも、護るのにも【限界】があり、結果、大地を離れる結論へ達する。
穢れた地上を離れて、穢れ亡き宇宙へ。
月と言う、かつての母星がよく見える大地へ根を下ろし。妖怪ごと、大地を薙ぎ払った。そして、薙がした。
その一連の流れこそ、第一次人妖大戦。
知と智を持った者が月面へと昇り、地と血を選んだ者が迫りくる妖(文化死)を捌いた。
大地は血に数多の染まり、血の涙を流す者が全てを薙ぎ払った。そして、流した。薙がした。
古き古き時代。
余りにも早すぎた、理想の世界は、刹那も持たなかった。






















  【再3】

『――――協力して頂戴』…………。――なにを?と聞いても?『――貴方。以前私に幻想は成り得ない、って言ったわよね』
何年前だったかな?君はまだまだ童女で…『昔話をしに来たわけではないの』そうかい。『私は、私は。ようやくその意味が分かったわ』
へぇ。『――――だから、協力して頂戴』なにを?『私は、私が、【幻想】を創る』ふむ。『貴方が言っていた、【幻想】を取り戻して見せるわ』
どうやって?『その為の力を頂戴』おやおや、おやおやおやおやおやおや。ふむ。なるほど。『早かろうが、遅かろうが、結果は同じなんでしょう?』
確かにそうだが、それではつまr『寄こせ…』…。『寄こせと言って要るのよっ…!』ふむ…。だm『親友が死んだわ』…。
『私に力が無かったからっ…!分かってあげれなかったからっ…!』…。『私は、【本当に大切な物が手から毀れ墜ちなきゃ】気が付けなかったっ…!』
『あたしは…なんにも、わかっちゃいなかった…』…ふむ。『"当たり前”がどれだけ大切かよく分かったわ、えぇ貴方の言う通り思い知った』


                   【―――で?】


バッ、っと。彼女は私の足元まで駆け依り、投げ出すように膝を落とし、綺麗な両手を踏みしめるように地に付け、額を地面に擦りつけるように押し付けた。
『お願い…しますっ…!私を、私を助けて下さいっ!』…。『私はっ、私がっ、私の為に、私の意志でっ!』…。
『私の為のっ…。私が想うっ…! 決して亡くなってはいけないと想えるモノを護りたいんですっ…!』大地と一体化するかのように、全てを曝け出す。
『私は礎と成るっ…!ここで生れなかったとしても死ぬまでに絶対に成ってやるっ…!でもっ…でも!【今】の私じゃあ、【このまま】のんびりしてたら【手遅れに成るっ…!】』
『私は其れが分かるから無念で無念で口惜しいっ…!死んでも死にきれないっ…!』ふ、   む。『だから化して下さい言の覇の王、私を貴方に、捧げますっ…!』
【】ふはっ。
 

             ――――ふははははははははははははっははははははははははははっはははははははっはははははははっははははははははははhyっははh!
       

涙を流したのは何時振りだろうか。そうだ。思いだしたぞ
【うぉぉぁおあおあおあこあおあおあおあおsdぴこ0あぱああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!】
これはっ…! そうだ、これが、【嬉しくて波が出るということなのか】はっ、ははは。
【ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ” あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”ぁ”あ”】
そして、【私】は。私は、ようやく【殻の中】の【傍観者】を止めることを決意する。
いいだろう、生誕の時依り、【諦める他なかった私の心を救うと決意したものの系譜に連なる者よ】
私はお前を逃がさない。
せいぜいお前が無様に足掻く姿を、その一番傍で、常に見護っていてやろうではないか。
【お前にひつような全てを持って逝け。壊れるなよ? 私を失望させるな?】 【その程度の星の業。呑み干して見せろ】【我が巫女よ】
『あがっ・・・ぐ、ぐぅううううううううううううう…!』【そらそらどうしたぁ! 大言壮語は口だけかぁ!】『負けるっ…もんですかっ…!』


                『まけてやるものかっ…! 彼女のイタミはっ…、こんなものなんかじゃあっ…! なかったのよっ…! ぐ が  あが  うぐ  う ううう  ううううう う  うう うううううう   う うう』


【く くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく】
【其れが馴染むまで】 【お前が全力で想えば】 【およそ100年と逝った所か】
【その間、ロクな見動きなどできないだろうさ、我が巫女よ】【その間の、面倒は見てやろう】【狂ってくれるなよ?】ふはっ。


             ――――ふははははははははははははっははははははははははははっはははははははっはははははははっははははははははははhyっははh!
       

【その間の幻想の回収は】【私が兼任してやろう】
【さぁ口を開け、その程度はやって見せろ、私に理想を魅せて魅せろ】【さぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁ】
【イタミもがくような無駄な時間を過ごしてる場合ではないのだろう?遅いか早いかなら早い方がよかろう?私は合わせてやってるのだ我が巫女よ】
【そら、言葉を紡げ、理想を束ねろ、言葉足らずとも私が覇たるものとして意図を十全余すことなく汲んでやる】【さぁ、我が巫女よ。私を歓ばせてくれ】


 ヒトが争い、覇権を掛けた時代。
隙間に攫われた少女は、独り異なる時代で深く、深く踊った。
興味本位で事件に墓を建て、好奇心で猫を食べた。価値観の違いが、徐々に彼女を正常に狂わせていった。
その余りにも残酷な振る舞いは、砂場で遊ぶ童女のようで、穢れを知らぬ子供ともいえた。
そして、しばらくして家族を得るに至り、そして全てを失った。
その親友は、今を生きる彼女にとって全てであったのだろう。何物にも代え難い唯一にして無二のもの。
そして、その事実が【彼女自身】を【幻想】へと変貌させる。
そこにあるようでそこにないもの、確固として存在するが、存在することに誰もが気が付きようのないモノ。
【境界線】-【平行線】-【世界線】、全ての線上を身づからに依って解脱為し得た【境界線上を操る程度の能力】
彼女は全ての理解者であり否定者である。
彼女は全てを嫌悪し、同時に賛美する。
そしてそれには、傲慢生る無数の視を必要とする。故に彼女は彼女足る深淵こそを心淵として常に理解し、常に変遷し続ける必要があるのだ。
依って、心には情熱を、頭には冷静を。燃え盛り続ける魂を無常の思考に依って過たず導く力と成り得る。故に、紫。
そして、【カミと呼ぶ物にゆかりある物】として。紫(ゆかり)。
そこに冠するのは、カタチなく幾層にも連なった雲の如きものであることの意の、八雲。
【八雲紫】。後に幻想郷の母と成る、偉大なる尊大である。
……その末期は、どうにかなる部分は全て式神に任せ、身づからの子を護るべき所は護り続ける、母であり続けた。
【我が子を愛しく思わぬ、母がどこにおろうか】




















  【4後】

 …なるほど。たかがヒトの子が、その理想を為そうとした場合は、やはり、こうなる、か…。だが、これは余りにも惜しい。
身づからが信じる者と、自らを信じる物によって支えられた、尊っき意思が、石の中に封じられてしまうとはね…。そうは想わないかね?
『あなたは、ナンなのです…?』君にゆかりあるモノだよ。あれからどれだけの時が流れたのか、私は忘れてしまったがね。
ところで、説明はしたろう? この石の中に封ぜられし意思を、余りにも世界が遅すぎた為に【排斥されし意思たちのことをね】。引き取ってくれるかな?
『いいんじゃないのぅー?』『うにゅー』『にゃー』『…。分かりました、彼女たちがそういうのなら、そうなんでしょう』心が読めないのがそんなに怖いかね。
『…貴方は【分かったような事を言いますね】』【それが君が排斥された理由だよ、勉強になったね?】『…っ!』まぁ、そんなことはどうでもいいのさ。
君たちにはしかるべき時が来るまでは『幻想郷』で暮らしてもらう事に成るだろう。【…あぁ、以前話していた、あの御伽話のような場所の事ですね】
恐らくだが、【君たちのような存在】はあそこであっても【疎まれるだろうからね】、更にそこにきみたちだけの【楽園】を創る事に成るだろう。
【…本気で言ってるんですか…?】【おや?私が今まで君たちに一度でも嘘を付けた事があったかな?】【…】まぁ、ことはどうでもいいのさ。
君たちは安心して棲める住処を手に入れる、私は【幻想】を護れる。そして【我が巫女】は【目的にまた一歩近づく】。誰も損せず笑って過ごせる素敵な未来だとは思わないかね?
【…癪に障りますが、貴方の言う通りのようです。今まで通り【私達】は貴方に従います】『おねえちゃんみつめあってるー!』『う、うにゅ』『にょ…』そうかね。
まぁ、やるべきことはこれだけではないがね。
【君たち】には、【全ての材料】が手に入るまで、【同じ思いを抱いた同胞が限りなく揃うまで】、【手伝ってもらうとしよう】【………貴方は…】うん?【いえ、なんでもありません】
そうかい、では征くとしよう。次は――――


























 【5事】

 目に見える欲望とはなんだうろか? 逆に目に見えない欲望とは何だろうか?
喰う、寝る、犯す。そんな単純なものではない。目に見える物ではなく、目に見えないからこそ肝要なのだ。
目に見えないから、目に入れて欲しいと願うだけで、願うだけだから、欲望は霧散する。誰にも届かず、誰にも顧みられない。
声に出すことは泣く、心に出すしかない想いというのは、確かに存在するのだ。
【心の絶叫】‐【魂の慟哭】 そう言った物が可視化さて、肉を受胎した時、それは一体誰の為の願いが集まった物なのだろうか?


 【一欠片】では絶対に足りない。
沢山の【信仰】が、大勢の【想い】が、無数の【願い】が。だが、それでも、足りなかった。
受胎化することは叶わない。だから、それらは【理解者】を【本能的】に求めた。

  
  ――【願い】が【消えてしまわないうちに】
  ――【託す】ことしか【できない己への無念を呪って】


ニヤニヤと全てを嗤うモノの裡に、【全てに復讐を誓ったモノを器として】
復活の時は近い。
そう、【幻想】と【切り捨てた】者共全てへの、復讐を――――




































                                  【to be next continue "東方神霊廟 〜 Ten Desires. "】
 
















※以前から書いていた東方projectモノage
台本形式で某板が騒いでいたので、なんかやってみた。基本信仰台詞オンリー。
情景描写は、全て読者へ分投げると言う、無責任文章であるな。
まぁ、誰が誰なのかは分かるようにしたつもりです。そしてこの東方モノは一発で終わりだぜ!




























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